介護業界の休日事情

求人が多く、比較的転職しやすいとされているのが、介護業界です。しかし、介護業界は慢性的な人手不足のため、休日が少ないのではないかと不安に思っている方も多いでしょう。実際のところ、厚生労働省の「平成30年年就労条件総合調査」によると、医療・福祉業界の平均年間休日数は約111日。「令和4年就労条件総合調査」の全国の平均年間休日数の107日と比べると、あまり差はないという印象です。

しかし、介護業界は雇用形態によって休みの取りやすさが異なります。仕事を探す際は雇用形態に注目して探してみると良いでしょう。介護業界の雇用形態は、正社員や契約社員、派遣社員、パートやアルバイトなどが一般的です。正社員や契約社員はシフト制を採用しているところが多く、土日祝日関係なく働くことになります。4週8休(4週間に8日休みがあること)が基本です。完全週休2日制のところもありますが、週休2日制を採用しているところが多いです。また、休日の多さは、働く施設の規模や従業員の数により異なります。施設が大きい場合、ほかの施設に異動になるケースもあります。週休2日制の職場で働いていたとしても、異動先では異なる休日制度であることも多いので気を付けましょう。

一方、派遣社員やパート、アルバイトは、完全週休2日制を採用している施設が多くあります。フルタイム勤務や週2〜3日だけ働く、短時間勤務など、柔軟な働き方が可能です。完全週休2日制で働くなら、派遣社員やパート勤務を検討してみるのも良いでしょう。完全2日制の企業で働いて仕事と私生活を充実させてみてはいかがでしょうか?